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Interview 08 常冨泰弘さん

2018/03/26

やめる時、先に何があるわけではなかったんですよね?未来に対する「怖さ」みたいなものはなかったんですか?

怖さは…やっぱりありましたよね。あったと思います。
だから、3年悩み続けたんだと思うんですよ。
もうちょっとお金貯めてからとか、もうちょっと何か、手に職つけてからとかという気持ちはあったんだと思うんです。でも結局、手に職をつけるとか…そういうことは全くせずに辞めましたね。何か違うことやりたい!という気持ちの方が膨らんだ感じですね。

なるほど。それがどうしてここ(ビューティーコンテストのメンタルコーチ)につながっていかれたんですか?

環境活動のカフェイベント、トークイベントを2~3年やっていた中で、自給自足とか田舎暮らしとか、自分でお米や野菜を作って気の合う仲間と住む…そういう生活に憧れて、夢だったんですね、その頃は。

そこで、すぐにスコットランドとかオーストラリアとかの、自給自足で生活している村とか共同体に生活を体験しに行ったりもしました。その後3年くらい、熊本で仲間と5人くらいでお米を作ったりとかしてました。

そうなんですか!へぇ~!!

田んぼをお借りして、農家の方が水の管理とかはしてくださるんで、稲刈りとか、田植えとか、そういう時に行って…という感じで。
やっていたんですけども…だんだん…貯金が底をついてくるというか(笑)
2年ぐらいで…結構…考えなしに使っていましたね、海外旅行に行ったり…

スコットランドに行ったり!

ええ、でも、もちろんそれ以外にもお金を使っていたんですよ。
主には「勉強」でした。講座とか、セミナーとか。
昔から心理学にはすごく興味はあって、本とかも読んでいたんですけど、専門的に習うということががなかったので、これを機会にということで、何箇所かで心理学の勉強を続けていきました。

「目標達成」とか「願望達成」… そういうセミナーのいい講師と出逢うと、東京から呼んで福岡に来ていただいて、20~30人規模のセミナーを自分が主催したりもしました。ただ、それをやってもらっているうちに自分にもできるな~と思い初めて(笑)
そこから、セミナー講師としてのキャリアが始まりました。

最初は友達が、物珍しそうに来てくれるんですけど、ネタがやっぱり同じだと離れていってしまうんですよね。ですから常に色々と「勉強」していくようになりました。
その流れで、コーチング→カウンセリングと徐々に学びの裾野が広がって、深まっていきましたね。

心理学を入り口にして、コーチング、カウセリングという流れで、教員を辞められた後に学んだということですね?

はい。まあ、実際にはコーチングに出会ったのは辞めてすぐなんですよ。
教員を辞めた年の春、5月の頭に、すぐにスコットランドに行ったんですけど、スコットランドの「フィンドホーン」という共同体で一週間の自給自足体験をしているときに、そこに日本で当時、二番目に大きいコーチングの組織「CTI」の元代表の榎本英剛さんに偶然お会いしました。榎本さんは当時ご家族で「フィンドホーン」近くに住んでおられたんですよ。
そんな偶然の出逢いがあって。
その時は私はそういう人だと知らなかったんですけど。あとで日本に帰ってきてから、コーチングの組織の元代表で、コーチングという考え方をアメリカから日本に持ってきた第一人者だって知ったんです。

当時の私は何をやるかが決まっていませんでしたから、これも何かの縁だと思って、この人のところで勉強しよう!と思いました。コーチングの勉強は、それで始めました。

そうなんですね。そこからどういう流れで「ビューティーキャンプ講師」にたどり着くんですか?

ミスユニバースの講座をするようになったきっかけは、長崎大会でダイエットコーチをされている方が自分の知り合いでいたんですよ。
その人から「常富さんもやったらいいんじゃない?」と声をかけていただいて、その人の口利きで、日本大会でやらせていただくようになりました。

やってみたらいいんじゃない?で、やれたりするものなんですか?(笑)

当時はそんなにやっている方もいなかったというのもあると思いますね。
もちろん書類とか出して審査を受けてからですけれどもね。

日本大会の「ビューティーキャンプ」という2週間くらいホテル椿山荘で缶詰になって、ファイナリスト45人くらいがウォーキングだとか、スピーチだとか、ボディーメーキングですとか、そういうのをやったりする中でメンタルコーチという役割をさせていただくようになりました。それが、2014年からです。

セミナー講師を始めてから、2014年にそこにいくまでは期間的に長いんですか?

カンセリングを始めて、4、5年くらいだったと思います。

そういう場所に集まる人は、元々自分の容姿に自信がある人っていう勝手なイメージがあるんですけど、それでもメンタルコーチが必要なんですね。

私もそう思っていたんですけど、参加者45人の中で、「セルフイメージ低い人?」って手を挙げてもらった時に、3分の1くらいのファイナリストが手を挙げていましたね。

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