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Interview 10 鬼木祐輔さん

2018/08/01

移動の基本は「ニョキップ」なの?

基本的に横方向とかは、みんな「ニョキップ」しているんですよ。

なんかやっぱり今まで教わってきたサッカーと根本的に違うね。普通に走るときでも「ニョキッ」って?

走る時は、階段一段飛ばして駆け上がる感じです。

地面を蹴るっていうよりも、目的地に対してももが引っ張られていく感じ。
止まる時も地面を意識するとこうなっちゃう(勢い余って前につんのめる)んで、さっき、後ろを意識して前に進むっていったじゃないですか、止まりたいなって思ったら、頭の後ろを意識するんですよ。そうすると勝手に止まるんです。
世界で活躍している選手たちはみんな「ニョキップ」っぽい感じで動いてるんです。
こういのは昔からあるはずなんですけど、知らないから見えないっていうか。知らないものは見えないんですよね。

自然とそうなるってことかな?サッカーやってると。

サッカーを次の目的地を認識しながらやるとそういう風になるんじゃないかなって思いますけどね。

今日教えてくれた様々なことは、やってることって小学生も大学生も変わらないの?

変わらないです。変わらないですし、長友選手とも変わらないです。
その出来る率とかは違うんで、どこまで説明するとかは違います。逆に、中学生より小学生の方が出来るとか、高校生より中学生の方が出来るとかっていうこともありますし。

例えば、長友選手とトレーニングする時なんかも今みたいな基本的なこともやるんだね?

もう、共通の「ニョキ」っていうイメージがあるから、今のプレイこうでしたよねっていう話で片付く部分もあるし、ミスちゃった時は、こうだったからこうだよね?っていう話もあれば、そういう動きの練習とか、プラスアルファで普通に走る練習とか、足を動かせるように可動域を広げるトレーニングをしたり、単純に筋トレをしたりっていうものあるし。
もう備えついているものが多いので、より細いところをやったりとかはします。
それでも小学生とか中学生とか月1回とかのチームは、そういった概念を知ってもらうことと、監督、コーチにそれを見てもらうっていう作業をするんですが、やってることはほぼ同じですね。

これを続けていったら徐々に変わるかもね。チームもそうだし、日本サッカー界全体がね、変わってくかもしれないね!

僕の最終的な野望は、僕みたいな仕事がスペシャルじゃなくなるってことです。なぜなら、サッカーやったらそうなるはずだから。でも、それをあえてやらなきゃいけないっていうのは、やっぱり違うことをやっているんじゃないかって感じなので。これがスペシャルじゃなくて、サッカーやったらこうなるよねっていう環境にしたい。そうなったら、サッカー界が変わるんじゃないかなって思ってるんで、その日が来るまで、自分にできることをひたすら続けていくだけですね。

なるほど、ありがとうございまいました!

 

 

 

 

鬼木祐輔 (おにきゆうすけ)

コーチ、トレーナーの両方の経験から、
「サッカーが上手くなるために何をしたら良いのか?」
をコーチ・選手とともに考えていく日本初の『フットボールスタイリスト』として活動。

これまで幼稚園児から大人までさまざまな年代のスクールやチームでサポート。
現在はサッカー日本代表の長友佑都選手(ガラタサライ)の専属トレーナーとして
舞台を世界に移し活躍中。

 

著書「重心移動だけでサッカーは10倍うまくなる」

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