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花ぞ昔の

2021/03/11

人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける

紀貫之

昔よく訪れた慣れた場所に
梅の花が咲き誇っている。
人の心というのは変わり続けていて
昔と同じというわけにはいかないが
梅の香りは昔と変わらない。

変わるのは悪いことじゃない。
むしろ歓迎すべきこと。

だから、できる限り歓迎できる変わり方をしたい。

また来年、同じ梅の香りを楽しむとき
少しでも良い変わり方ができるように
人生という学びを続けたい。