与えないと決める
2021/07/20
子どもを不幸にする簡単な方法は
欲しがるものをすべて与えられる環境の中で育つこと
この言葉そのままではなかったが
こういった内容の言葉をルソーが残している。
欲しがるものすべてどころか
欲しがっていないものまで与えようとする親もたくさんいる。
「本人はまだやる気にならないんですけど、このままでは間に合わなくなるので
そろそろ塾に入れないとと思って」
と親の方が入塾させに来るケースも実は多い。
子どもは小学生も高学年くらいになると「スマホ」を欲しがるようになる。
習い事や学校からの連絡がLINEで行われたり
授業でタブレットを使ったりするのが当たり前になってくると
「スマホやタブレットは持たさない」
という選択肢も難しい。
でも「スマホ」を手に入れた小学生に
その後何をプレゼントすれば喜ばれるだろうか。
これだけものが溢れた時代に子育てをするのは有志以来初めてのこと。
子供が生きる力を身につけるためには、
これだけは与えない。
自分の力で獲得しなければならない。
そういったものを意識的に設けていかなければならないのかもしれない。