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手紙屋 僕の就職活動を変えた十通の手紙

2007/08/15

 

2007年発行の、喜多川泰3作目。

働くすべての人に、読んでもらいたい

ストーリーを読み進めれば

「働くとは…」

が見えてくる。

異色の感動物語。

 

 

【内容】

社会という名の大海原に船出するあなたへ。 大切なのはどんな船に乗るかではなく、 航海の目的だ。 主人公と一緒に働くことの意味を見つめなおす本。ベストセラー「賢者の書」「君と会えたから……」で読者を感動の渦に巻き込んだ喜多川泰、待望の最新作! はたして、謎の「手紙屋」の正体は? 就職活動に出遅れ、将来に思い悩む、平凡な大学4年生の僕はある日、書斎カフェで奇妙な広告とめぐりあう。その名も『手紙屋』。たった10通の手紙をやりとりすることであらゆる夢を叶えてくれるというのだ。 平凡な人生を変えたい!目に見えないけれど確実に立ちはだかる壁を取りのぞきたい! そんな思いに突き動かされるように、僕は『手紙屋』に手紙を書き始めた……。 働くことの意味とは? 真の成功とは? 幸せな人生とは? 明日をよりよく生きたいあなたへ贈る感動作。

 

 

 

Officeはげっち淨德和正さんによる推薦文】

あるホテルを経営されてる社長が僕に社員の採用方法を教えてくれたんです。
社員の採用試験で学歴は一切見ない。
最終面接でたったひとつのことが知りたくて質問をするんだと。

目の前の人の喜びを、自分の喜びのように
どれだけ一緒に喜べる人なのか。

そうして採用した人たちは、お客さんからとても
喜んでもらえるスタッフに育つんですよ、と。
中学生や高校生の皆さんは何年間後には社会にでて働くことになります。
働くとは「傍(はた)が楽になる」ことです。
働くことで、誰かが「助かる」「楽しい」「うれしい」という
気持ちになってくれて、「ありがとう」をいっぱい集めることです。
人に喜んでもらえるように社会であなたを活かしていく。
大学四年生の諒太が、社会で働くこと、自分をどう活かして
社会で人に喜んでもらえるのかを、手紙屋からの十通の手紙で
気づき学んでいく物語。
人生という大切な時間の半分近くを働くことが占めるのですから
しっかり学んでおきましょう。
また喜多川泰さんの『上京物語』は、働きはじめた主人公が
本当の働く喜びを学んでゆく物語ですから一緒に読まれることを
おすすめします。

〈本文より〉
世の中にはとても多くの、夢を実現した人が存在します。
そして、それよりもはるかに多くの、夢を実現できなかった人がいます。
みんな夢を持って生きています。それは本当に素晴らしいことです。
すべての人が大きな夢を持ち、それを実現できるような人生を
送れればいいと、私は心から思います。
でも、残念なことにそれを実現できるのはほんの一握りの人たちでしかありません。
私は、あなたに大いなる夢を実現してほしいと思います。
そのために手紙屋として手紙を書いてきたつもりです。
そして最後にあなたが、世の中の失敗した人たちと成功した人たちが、
その理由をどのように自己分析しているのかを知るのはとても意味が
あることだと思うのです。

『手紙屋』より