舞台というエネルギー
2018/11/15
「またかな」がミュージカル化されるにあたり
初めて舞台を見た
という人から感想をもらいました。
感動し、心を揺さぶられた…
というものでした。
舞台を見たことがない人にとっては
わざわざ時間とお金をかけて、どうしてそれを見たいと思うのか
不思議でしょうがないかもしれません。
でも
役者やスタッフを含めたすべての大人たちが
それまで培ってきたすべてを懸けて
一つの時間と空間を作り出そうとしている場のエネルギーは
一度触れれば病みつきになるに十分な魅力があります。
何かを感じずにはいられない。
自分も本気になれば
今までの自分とはもっと違うことができるのではないかと
思わせてくれるほどの
本気のぶつかり合いがそこにあります。
一つの舞台のためだけに
集まったキャストたちは
この講演にすべてをぶつけて
また、別の現場へ散っていきます。
同じ内容の舞台の再演があったとしても、同じキャストが揃うことはありません。
まさに一期一会
きっと、仲良くなったキャストたちは
「また、必ず会おう」と願いながら別れるのでしょう。
全員で揃って同じ空間を作ることはもうできないと知りつつも。
その切なさすら
舞台の一つの魅力であると僕は思っています。
18日まで
可能な限り
この特別な空気感に触れてきて欲しいと思います。