著者のサイン以上に
2021/01/15
よくある質問の中に
いい本と出会ったら、自分の大切な人(特に子供)に読んでほしいと
思うのですが、なかなかその本を読んでくれません。どうしたら
読んでもらえるでしょうか?
というのがあります。昨日の講演会でも同じ質問がありました。
確かに、自分が感動した本は
自分にとって大切な人に読んでもらいたいですよね。
でも、そういう本ってなかなか読んでもらえない(笑)。
「こうしたら確実に読んでもらえる」
という方法があるわけではありませんが
読んでほしい本の、見返しか扉の部分(本を開いて最初に現れる部分のこと)にメッセージを書いてプレゼントをするといいですよ。
と伝えています。
メッセージがあるからといって子供がすぐに読むかどうかは分かりませんが
少なくとも親からのメッセージが書いてある本を簡単に捨てたり売ったりすることはないでしょう。
そうすると、いつか何かの機会にその本に触れて
「読んでみようかな」という気持ちになってくれることだってあると思います。
それは、例えば子供が今の自分と同じ年齢になったときかもしれないし
もっと後かもしれないけれども、それでもそれを読んだときに
贈った親のそのときの気持ちがわかるのではないでしょうか。
著者のサインよりも
親のサインの方が
本当はありがたいものだとわかる日がきっと来ます。