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書かなくても

2021/02/02

作家になりたての頃
出版社の編集の方と編集作業をしているときに
よく言われた言葉があります。

「ここは読者を信じましょう」

例えば

「〇〇は悔しくて唇を噛んだ」

と書きたかったとしても
物語をそこまで読み進めてきた読者にとってはその人物の心理が「悔しい」ことくらいはわかるし、どう悔しいかも十分理解しているはずです。
だから

「〇〇は唇を噛んだ」

で十分伝わるし、そのほうが読者としては共感できるのだと。

先生や親というのは
ついつい言い過ぎてしまうんです、

今日話をする「心晴日和」という作品も
さまざまな表現を削って
感じながら読んでもらえるようにした記憶があります。

本当はもっともっと信じていいんでしょうね。