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三通りの答え

2021/08/04

「あなたの仕事はなんですか?」

と聞かれたらなんと答えるか。
答え方は三通りあるように思う。

「名前」「役割」「貢献」

「美容師です」と答えたら、それは「職業名」
「髪切ってます」「店長やってます」「エリアマネージャーです」などは「役割」
「貢献」で答えるとするならば、
「髪を切ることでその人を笑顔にしたり、自分に自信が持てるようにして、世の中を明るくするお手伝いをしてます」
だろうか。

当たり前だが、美容師さんは髪を切るだけでは貢献できているかどうかわからない。
髪を切った結果、気持ちが暗くなるような出来栄えの時だってあるから。
会社員の場合も、自営業の場合も、公務員の場合も同じ。
与えられた役割をこなしているからといって、貢献できているかどうかはわからない。

先生の場合はどうか。
役割を答えるのでよければ「中学生に英語を教えています」とか「高校生に日本史を教えています」
でいい。ところが「貢献で答えよ」となると一気に難しくなる。
というのも教育の成果は目の前の子供たちが大人になるまでわからない。

だから、貢献で答えようとする真面目な先生ほど、日々、迷い、苦しみ、葛藤しストレスを抱える。
でも、本来は「貢献で答えたい」と思っている真面目な先生にこそ、笑顔で楽しく毎日を過ごしてほしい。

そのために、そういう先生にこそエールが必要だと思う。
僕は心からエールを送ります。

 

喜多川泰の個別セッション