向き合った時間
2021/12/14
一冊の本の価値は本当に計り知れない。
作家がその本を書いた瞬間には
どんな名作であれなんの価値も生まない。
それが誰かに読まれて
初めて価値を生むことになる。
たくさんの人に読まれ、時代を超えて大きな価値を生み続ける作品もあれば
一時代の、一部の人にしか読まれないという作品もある。
読む人が、何度も読み込んで
そこに書かれている内容を自分のものにするべく
行動を繰り返すとき、その本は、読者にとってはバイブルのような存在となり
人生を支えてくれる。
逆に、どれほどの名作であっても
読む人が「価値なし」と判断してしまえば
それまでである。
自分にとって名作かどうかは
自分がどれだけその本から学べたか、その本と出会ってどれだけ変化したかによって決まる。
つまり、出会ってから時間がかかるものだ。
何年もかけてじっくり向き合う本を作っていこう。