Now loading...

できる人の凄さは

2022/03/23

何かが上手な人や何かを身につけたマスターと出会うと
その人がすごい能力の持ち主のように思う一方で
自分にはそこにたどり着くだけの才能や能力がないんじゃないかと
不安になる。

ところが、何かができる人が
それを人前で披露するときは
「できる状態」を見せることがほとんどで
「できるようになるまでの過程」を見せてくれることはない。

みんな「最初からできましたよ」
という顔をして披露するが
実際にはそこに至るまでに
人には見せられない不恰好な経験や
何度も諦めそうになったり
悔し涙を流したりということを繰り返している。
そしてやっとの思いで辿り着いた「できる」という状態を
「人に見せても恥ずかしくない」
ところにまで仕上げてから
他人の目に触れるようにするものだ。

だから何かができる人を見たとき
安易に「才能がすごい」
と思わない方がいい。

本当にすごいのはそこではない。
自分と同じように、そういうことが苦手だったかも知れないのに
そこにたどり着くまでやめなかったところがすごいのだから。
つまり、才能がすごいのではなく
才能がないのにそこまで行ったことがすごい。

それにしても
途中を見せてくれれば、勇気になるのに。

まあ、見せてはくれないですよね。カッコ悪いから。

僕も見せたくないもんな(笑)