個性の爆発
2023/10/10
新作「おあとがよろしいようで」を執筆するにあたって
ここ2年ほど寄席通いが続きました。
続けて通っていると
「贔屓」の噺家さんが何人もできて
また通うのが楽しくなるものです。
「あの人が出るなら行こうかな」
とちょっとの時間を見つけては
浅草、新宿、上野に出かけるようになりました。
次から次へと舞台に現れる噺家さんは
誰もが違った良さを持っていて
同じ噺をしても、まったく違った雰囲気になる。
でも「自分だけがうければいい」
と考えるのではなく、みなが自分の役割を理解し
その日のトリをかざる主任にいい雰囲気のバトンを繋ごうとしているのだと
文菊さんはおっしゃっていました。