微差で大差がつく
2018/03/01
昨年に引き続き
卒業を間近に控えた
新潟県立長岡商業高等学校の野球部のみなさんに向けて講演をさせていただきました。
たくさんの保護者の方、新潟県内で親交のある先生たちも集まってくださり
僕にとっても、忘れ得ぬ時間となりました。
僕たちが「能力差」だと思っている大半は
目の前に新しい課題や、新しい壁、やらなければならないことがやってきたときの
「反応」といった「微差」の積み重ねに過ぎません。
「あ、嫌だな」
「面倒だな」
「どうしよう」
「できれば避けたい」
そういった反応は一つだけを見ると
「どうせやるなら、楽しもう」
「どうせやるなら、これを使って成長しよう」
そう思った人と大きな差はないように思われますが
その反応は、無意識のうちに癖になっているので
一日の中で何百も繰り返されることになります。
一つ一つはほんの小さな「微差」でしかないのですが
それが積み重なって、何日もかけ、何年も続けることで
覆すことができない「大差」が生まれていく。
そうやってできた大差を見て、それを能力差だと思い込んでいます。
仕事にしても何にしても
目の前にやってくる「やらねばならぬこと」を前に
いつも自分はどんな「感情」を抱いているか
静かに内観してみることで、自らが作り出すべき「微差」が何かに
気付くことができると思います。
まずは
「どうせやるなら、これを使って成長しよう」
と思えるところから初めて見ることが大事ですね。