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あたりまえはみんな違う

2018/04/26

本屋さんで
平積みになっている一番上の本を手にとって
パラパラとめくっている人を見た。

その本を買うかどうか…
吟味している。

そして、買うと決めたのだろう。

手にしていた本を平積みの一番上の場所に戻して
自分はその下にある本を手にしてレジに向かった。

残された一番上の本を見てみると
どうやら人気の本らしく
手に取る人が多いからか、帯に少し折れ目がついていた。

新しい本を買うときに
誰でも少しでも状態がいいものを買いたいと思うのは
あたりまえ。

と思うかもしれない。

でも、違う価値観の人もいる。
つまり、それがあたりまえではない。

自分が買っても、どうせすぐに帯を捨ててしまうから
帯に折れ目があるものから買おう。
その方が、出版社も本屋も無駄が少なくなるだろう。
それがあたりまえの人もいる。

自分が得するように行動するのがあたりまえの人もいれば
誰かが得するように行動するのがあたりまえの人もいる。

いろいろな場面で
後者のような価値観の人に出会うと
無意識のうちに自分がいかに損得という価値観にのっとって
意思決定をしているかということに
ハッとする。

 

価値観の違う人との出逢いは人生を変えてくれる。
自分の考え方や、生き方、命の使い方を考え直すきっかけ
勇気をくれる。