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風船は外の空気の方が多い

2018/07/10

社会に出て10年も仕事をしていると
その業界のことには詳しくなる。
その10年間の取り組み方によっては、その世界において一流と言われる人になることだって
できるだろう。

僕も社会に出て25年を超えた。
やっている仕事は少しずつ変わってきているけれども
自分のいる場所で、自分の仕事をできる限り『極めたい』と思いながら
日々過ごしてきたし、今のその想いは変わっていない。

でも、長く続ければ続けるほど感じることは
自分の世界以外のことは何も知らないということ。

どんなスペシャリストも
自分の仕事ではない世界のことについては素人である。

そう考えると、どれほど一流といわれる人であっても
知っていることよりも、知らないことの方が圧倒的に多い。

例えるなら
もの凄くよく伸びるゴムを使って風船を作り
それを大きく膨らませているのをイメージする。
風船の中身が自分が知っていることで、外側が自分の知らないこと。
それくらいの差がある。

いろんな人と出逢って、話をするとそのことが顕著にわかる。

つまりは
自分以外の人は、みんな自分の知らない世界を知っている人であるから
僕らはもっと謙虚に人に接するべきだし
自分以外の人は、みんな自分の知っている世界を知らない人たちであるから
僕らはもっと活躍の場があると考えていいはず。

そう考えながら
人と会うと、本当に会話は刺激に満ちていて、何を聞いていても楽しい。