本気で伝える人
2018/12/08
中学や高校で講演をすると
あとから感想を送ってくださることがほとんどです。
先日も、ある中学校が感想を送ってくれました。
その中に、
「あそこまで、自分たちのために本気で話をしてくださったことに
心が震えっぱなしでした」
というのがありました。
「先生は優しい人だと思いました」
なんていうのもありました。
決して優しい話なんてしていないのに…
講演の難しさは
聞いていて心地がいい話と
本当に伝えたい話が違うことがあるということです。
だから、聞いていて心が楽になる話ばかりではありません。
逆に苦しくなるなんて人もいるかもしれません。きっといます。
それでも伝えたいと思うこちらの思いは、それがたとえ中学生であれ。
心の奥底で捉えてくれる人はいるということでしょう。
話の真意を捉えようとする聴き方をしてくれる人は少ないかもしれませんが
それをしようとする人が現れたとき、つまり
「なぜ、この人は、今こんな話を自分たちにしているのか」
を深く考えながら話を聞いてくれる人がいるときに、
「なるほど、これはこの人の愛だな」
と思ってもらえるだけの愛情はいつも根底に据えていたいと思います。
明日の福岡も話の内容はともかく
根底の愛をしっかり持って話をしようと思います。