二日間にわたり
長野県上田市の上田情報ビジネス専門学校でお世話になりました。

一日目は始業式後の講話
二日目は入学式で祝辞

学生たちは資格を取るために、就職するために専門学校に入学してくるのですが
資格を取るまで、就職するまでの人生よりも
そのあとの人生の方がはるかに長い。
その長い方に目を向けて指導をすると決めたところから先生たちの
やるべきことはそれまでとまったく違うものになります。

誰もが始めたときは「素人」です。
それがある世界の「スペシャリスト」を目指して生きると決める。
そうするとその間には大きな溝といいますか、川が横たわっていることがわかります。
入っていくのは大変そうではあるけれども
渡りきった人だけが「スペシャリスト」としての人生を始められる。

渡りきるまでには痛みや苦しみ
諦めたくなるような絶望も経験するかもしれません。
途中で脱落する人も出てくるでしょう。
でも、スペシャリストになるというのはそういう様々なことを乗り越えて
向こう岸にたどり着くことに他なりません。

入学する日は
その川に入ると覚悟を決める日です。

学友、師とともに励まし合いながら
向こう岸に渡りきる２年間にしてもらいたい。そう願っています。