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秋月

2019/06/03

宮崎県高鍋町で行われた講演会の会場となった
「mochida LOUNGE」は、講演会をはじめとする勉強会が行える多目的空間ですが、この施設を作ろうと思ったきっかけはなんと

「喜多川さんの講演会をここでやりたい」

という思いだそうです。

控室のつくりから講演会場、その導線に至るまで、実際にその講演会が行われたときのことをイメージしながら設計士の方と打合せを重ねたそう。もちろん完成後、最初の講演会は「喜多川泰講演会 in 高鍋」。完成の日程、オープン日など、この日に会わせてくださいました。

そこまでの思いを持って作っていただいた会場でお話をさせていただけるというのは本当に光栄なことです。

 

目的と完成後のイメージがしっかりしているからこそ、協力者や応援者が集い、その実現に向けて加速する。一人の人間のエネルギー、一冊の本の持つ力、人が集うことによる可能性、様々なことを肌で感じた宮崎高鍋での一日でした。

講演会後、食事のために案内されたお店では、「mochida LOUNGE」に併設されている「阿波岐原クラフトブルワリー」で作られた地ビールが飲めるのですが、何気なく案内されたそのお店の屋号が『秋月』でした。(喜多川作品のファンならピンと来る名前?)

「まさか…」

と思いながらオーナーさんの顔を見ると

「そのまさかです」

と満面の笑みを返してくださいました。

「宮崎の喜多川泰ファンが集まってここで読書会もしています」

と。

すべては「高鍋を読書の町にしたい」との想いから始まったこと。

その想いはすでに行動からいろいろな人に伝わり、動きが広がっています。
これからもここがたくさんの人が集う場になってくれることを願っています。