準備をしっかり
2019/06/09
割れんばかりの大きな拍手で迎えてくれた
札幌の本○塾の塾生のみなさん。
日本全国それぞれの土地で
それぞれの持つ雰囲気・空気感が違いますが
札幌の雰囲気は前で話していてとても心地よい気持ちにさせてもらえます。
小学生にとって運動会が特別なイベントなのは
運動が好きか嫌いかという問題ではなく
その日に向かって何日も前から準備を重ねるからでしょう。
何の準備もなくいきなり運動会をやっても
もちろんそれなりには楽しめるのでしょうが
日々準備をしているときに徐々に盛り上がってくる高揚感を経験することはできません。
塾に来る子どもたちも
来たらそこにいる時間は楽しくなるのに、来る前は
「行くのが億劫だな」
と感じて足取りが重い子がいます。
そういう子のほとんどが、事前の準備が周到でない。
つまりまあ、ハッキリ言ってしまえば宿題が終わっていない。
一週間かけて
丁寧に宿題を仕上げて
ついでだからと、課題になっていない部分まで手を出して
予習をしたりして、「ここまでやっていったら先生驚くだろうな」なんて
予想できるところまで準備をしている子が、いざ今日が授業となったときに
「行くのが億劫だな」
なんて思ったりはしない。
「この日を待ってました!」
となるに決まっているんです。
もちろん大人も同じです。
どんなことに対しても事前の準備がしっかりしていれば
その日が来るのは待ち遠しくなるし、
出勤の途中に「今日何があるんだっけ?」
なんて思い出そうとしているときは、当然その日のための準備をしているわけではないので
行くのが億劫だったりする。
日々人生を楽しむためには、
その日が来るのを楽しみに感じられるだけの準備が必要だということ。
札幌では
毎回ウェルカムボードを作ってきてくれる人
タクシー運転手の格好をしてきてくれる人
大きな書斎の鍵を制作してきてくれる人
札幌の名物をおみやげとしてもってきてくれる人と
月に一度のこの日のために、自ら準備をしてこの日が来るのを心待ちにしていける人が
たくさんいます。
その日のことを思い
たくさん準備すればするほど
その日までの日々も、その日も楽しみになる。
丁寧に準備をすることで人生を楽しむ