一人が変わればいい
2019/12/03
出逢ってから20年以上もたつ、かつての生徒たちの前で
講座をするのは、本当に幸せなことだといつも思います。
それぞれは
社会の中の別の場所で、それぞれの役割を必死に生きています。
生きていく上で背負っているもの、苦悩や不安、プレッシャーというものは
昔の彼らとは比べ物にならないくらい大きなものになっているはずですが
こうやって集まったときには、中学生の頃のような輝いた目で
そこに座ってこちらを見つめています。
その姿に、20年の時が流れたことを忘れ
中高生に授業をしているかのような錯覚に陥ります。
一人の人間が変わることによる社会の変化は
僕たちが思っている以上に大きいものです。
彼らにいろいろな話をしながら
一番感じたことは、「実は全部自分に言っているんだな」ということ。
自分一人が変わることで
世の中がどれだけ変わるのか、見ようじゃないか。
それを楽しもうじゃないか。