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9:09

2020/01/26

昨日、新横浜から「9時9分発のぞみ」に乗りました。

さて、いまみなさんはこれを読んでいますが「9時9分」をどう読みましたか?

実は、ホームのアナウンスの際、駅員さんがちょっと間違えて
「きゅうじきゅうふんはつ」
とおっしゃった。

もちろん聞いているこちらは違和感ありありなのですが
そこで初めて気がついた。
僕たちはこれを当たり前に読んできたけれども、実は
「これ、もしかしたらものすごく難しいことなのかも」

9:09

英語で読めば「nine nine」ですが、日本語だと?
という問題は日本語を勉強し始めた外国人にとって難問になるのでは?
ということで選択問題を作ってみる(先生のサガ)。

ア「きゅうじきゅうふん」
イ「くじくふん」
ウ「きゅうじくふん」
エ「くじきゅうふん」
オ「きゅうじきゅうぷん」
カ「くじくっぷん」
キ「きゅうじくっぷん」
   …

これはいかん!どんどんできる。

おそらく初学者はアを選ぶだろう。またはイか。
ちょっと勉強している人は、エだとは思いながらも、ウ〜キで迷って、「ひっかけかな?」なんて勘繰って、エではない、例えばキあたりを選んで不正解になるのかもしれない。自信を持ってエを選べる人は少ないのでは?

4:04はもっと難しいかも。
「よんじ」「しじ」「よじ」と頭だけでも可能性が3つある。

これをどうして「くじきゅうふん」と読むの?
と理由を聞かれたら困る。
なんてことも考えてしまうのも先生の習性。

僕たちにとっては当たり前になってしまっていることでも
獲得のために物凄い経験や場面に応じた知識が必要なことがたくさんあるのかもしれない。そのことに気づけたのも「間違える」という非日常を経験したから。

間違えるからこそ生まれる問いがあって
問いがあるからこそ
発見がある。

人によってはあまり興味のない話かもしれませんが
個人的に面白い出来事でした。