砂の城
2020/07/13
砂で作った城のように
どれだけ時間をかけて丁寧に作ったものであっても
大きな波がやってきてあっという間に跡形もなくなってしまうということが
僕たちの人生の中では
何度か起こります。
そこに費やした日々や苦労、努力を思い出し
そこにあった城の姿を思い出しては
涙し、ぶつけようのない怒りを抱き、無力感に苛まれ
もう一度あれを作る気力もなくしてしまう。
そんな気持ちになることもあるでしょう。
でも、同じものを作ろうとするのではなく
新しく出会った仲間と今度は全く違うものを作ろうとするのであれば
気力が蘇ってくるかもしれません。
今度はもっと違った形のものを作ってみようとすれば
一度作ったというノウハウが生かされて
より良いものが、より上手に、早く作れるかもしれません。
例えそれが砂の城であり
また、流される日がやってくるとしても
それを繰り返していく。
誰かと何か新しいものを作っていくことの楽しさを
人生を通じて味わう。
作ったものではなく、作っていく毎日を慈しむ。
そんな今日を送りたいですね。