2020年は世界でのレコードの売上枚数が
30年ぶりにCDを上回ったそうだ。
レコードが復活したというよりもCDが衰退したからだろう。

1877年にエジソンが発明したフォノグラフから約100年
音楽はレコードの独壇場だった。

1982年にCDが登場して約25年間はCDの独壇場となる。

その後ダウンロードがCDを上回るがほんの数年後の2015年には
ダウンロードの時代は低迷期を迎える。
今は定額のストリーミング配信を利用している人が全体の8〜9割を超えている。

音楽は世界中のものが一つのデバイスで聴ける時代になった。

時代の流れは早く
手にすることができる情報量は
未だかつてないほど膨大になり続けている。

それでも僕たちは便利さだけを求めているわけではなく
思い入れの深い曲など
手元に置いておきたいものもある。
そんなとき、最もアナログなものが
最も味のある空気の振動を作ってくれるように感じる。