誰かがやっているいいことを真似するのは思っている以上に難しいということを
これまで何度も見てきた。

例えば、近くの同業者が新しいサービスを始めた。
「とてもいいアイデアだと思うのでうちもやりましょうよ」
と若いスタッフから声が上がったらどうするだろう。

同じ学校の同じ教科担当の先生が
授業において新しい試みを始めた。
「とてもいいアイデアなので、他の先生も取り入れてみてください」
と校長先生からアドバイスがあったらどうするだろう。

「いいものは即取り入れる」と口では言っていても
「それがいいものとは思えない」とか
いろいろな理由をつけて、変わらないことを選択する人がほとんどである。

日頃から変わることの必要性を感じてはいても
変わることを誰かから強要されると拒みたくなり、自ら変わろうとすることは率先して変わっていこうとするのが人間だ。

もちろん素直になることは大事。
だけど、いろいろなものが邪魔をして難しい。
それならば、自分からどんどん変わっていった方がいい。

ある高校の先生から
「教師塾のVol.1〜6を毎日繰り返し聴いて、指導をしていたら、先生としての意識も、生徒の状態もものすごく変わった」
という連絡をいただいた。
外側から「やってみろ」と言われるのではなく、
内側から「やってみたい」と思えることが溢れてきたから
日々挑戦できるのだろう。