Now loading...

先生ちょっと黙ってて

2018/04/16

 

銀行や役所など
ちょっとした用事で出かけなければならないときに
娘は暇ならついてきてくれます。

結構待たされることもあるので
娘といると、いろんな話が出来て面白い。

 

 

以前、銀行の窓口で用件を話しているときに

「ウォーリーを探せ」

を娘がみつけて広げているのが見えました。
用事を終え、娘のところに行って
「それ面白いよね。一緒に探そうか」

と声をかけたところ
娘は首を振って本を閉じました。

ちょっと苦い顔をしながら…

「どうした?これ、面白いでしょ…」

と言いながら、本を開いてみると
どのページにも

「ウォーリーはここ!」

とわかる目印が。

これじゃあ、つまらんのは当然。
そんな親切はいらない。

答えがすぐわかるのは、決して面白いことじゃありません。

すぐには見つからない答えを探す楽しみ。
誰よりも早くみつけたいと思う楽しみ。
勉強だって同じ。

簡単に、わかりやすく、親切に、

「こうやったら答えが出るよ」「答えはこれ」

なんて手取り足取り言われても、何も楽しくない。

勉強する側が、すぐに「先生教えて」と言うんじゃなく、

「先生、ちょっと黙ってて!」

くらいの気概があって初めて、楽しめるってもんです。