数万年の叡智を一時間で
2021/02/05
今から500年ほど前に「地動説」が考えられる前までは
どうして月が欠けるのか。
季節によって昼の時間や太陽の高度が変わるのはなぜか。
ひと月の整数倍がどうして年という単位にならなのか。
などわからないまま人々は暮らしていたのだろう。
地球が太陽の周りを回っているという発見以前に
自分たちが生活をしている場所が大きな球体をしているという
発想すら難しかったはずだ。
人類はそれまで何万年もの間
その仕組みを理解できずに生きてきた。
それまでに現れた天才たちの知識を持ってしても
長年、本当に長い間その仕組みを解明することはできなかった。
そしてその蓄積の中でコペルニクスやガリレイなどが
ようやく解明するに至る。
我々の住んでいる場所は球体で
地球が太陽の周りを回っていて
月が地球の周りを回っている。
地球は公転面に対して地軸が66.6度傾いている。
わかってしまえば
すべてのことに無理なく説明がつく。
それに気づくまでに何万年。
わかってしまえば学習するのに一時間だ。
今の子はすべて中学で学習できる。
いつも思うが、これは本当にすごいことだ。
人類が総出で何万年も解明できなかったことを
今の中学生はほんの一時間でわかってしまうのだから。
こうやって人類が蓄積してきた
発見や学びの最先端に今僕たちは立っている。