どんなスタイルで
2021/04/21
Not A or B, but C
本を読むとしたら断然紙の本派にしてみると
デジタルで読書をすることについては試みようともしないだろうし
デジタルの利便性を最重要視している人にしてみれば
いつまでも紙の本にこだわるのはナンセンスだと感じるかもしれない。
時代の転換点では
それまでの方法か、新しいやり方か
という議論がしばらく続く。
A案の人はA案に固執し
B案の人はB案に固執する。
でも時代はそれとは違うC案に落ち着くことがよくある。
読書の時間は
これまでのどの時代よりも
贅沢な時間になりつつあると感じる。
コーラを飲むなら
セルフサービスのドリンクバイキングで
嫌というほど飲みたいと思う人もいれば
3倍の値段を払ってでも
一流ホテルのラウンジでくつろぎながら飲みたいと思う人もいるように
単純に中身を楽しむだけではなく
経験そのものを楽しむ方法をたくさん持つことで
日々の暮らしは本当に豊かになる。
読書は通勤時間や隙間時間にする
時間潰しではなく
あえて時間を設けてその時間を愉しむものであってほしい。
何を読むかだけではなく
どこで、どんなスタイルで読むか。
それを極めることを愉しむ「読書家」が増えれば
それを見た人が新しい時間の過ごし方の刺激を受けて
少しだけ世の中が変わるかも。