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大変なのは今

2021/06/03

歴史を学ぶと
もし自分がその時代に生きていたらと考えることがある。

戦国時代に
江戸時代に
幕末に
戦争の最中に
もし自分が生きていたらと

そう考えると生きるのに「大変」じゃない時代はないということがわかる。
どの時代も、その時代の人にしかわからない「大変さ」の中で生きている。

コロナ禍で大学生活を送る学生や就職活動をする学生は「大変」ではあるけれども
30年前の学生には別の「大変さ」があったし
80年前の学生の「大変さ」は、それ以外の時代の人が感じることはできない。

どの時代も、その時代にしかない「大変さ」がある。

でも「大変」=「不幸」ではない。

大変さをどのように捉えるかは
それぞれの時代を生きた人たちの人生がとても参考になる。
 

正受老人は
「一大事と申すは今日只今の心なり」と言った。

いつだって今が一番大変。
だけど、その大変さが不幸を生んでいるわけではない。