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G7

2021/06/15

イギリスで「G7」が開かれた。

Group of Seven

IMF最大の先進国であり、最も裕福な自由民主主義国、7カ国による首脳会談で
この7カ国で世界の純資産の60%を占めると言われている。
アメリカ・フランス・イギリス・ドイツ・イタリア・カナダの中に
アジアの中で唯一入っている国が「日本」である。

このメンバーの中に「日本」が入っているのを
今の日本人は「当たり前」のように思うのかもしれない。
生まれた時からすでに日本は先進国だっただろうから。

そんな時代の日本に生まれ育ったことは確かに幸せなことだ。
でも一方で、「そうではない時代」から「そういう時代」になった経緯を見てきた人が
日本からいなくなってきたということでもある。

明治維新、戦後と
日本は二度の「そうではない時代」を経験した。
そして「日本は立ち直れないだろう」という他国の大方の予想を覆して
IMF最大の先進国の仲間入りを果たした。

単純に「誰のおかげだろう」と子供の頃に思った。
誰か一人、もしくは一部の人のおかげではなく
「みんなで頑張ったからだ」と直感的に思った。
そう思うと、前の時代を生きた人に対する感謝の気持ちが自然と湧いた。

その過程を実際に生きた人は、
どれほど未来に対して数値的不利な要素を提示されようとも
それによって未来が決まっているわけではないということがわかっている。

「どうせ無理」
「やっても意味ない」
の言葉にみんなが負けなかったということだろう。

努力の方向性をどちらに向けるかで未来はいくらでも変わる。
ということをその時代に生きた人たちは教えてくれる。