一日
2021/10/01
今日は 10月1日。
10月最初の日は、台風の影響で朝から大雨です。
この記事を読んでいる人は
1行目の「1日」を「ついたち」と読んだと思いますが
「一」には「つい」という読み方はなく
「日」には「たち」という読み方がないのにもかかわらず
「一日」を「ついたち」と読むことに違和感を感じていないのが日本語の不思議なところですね。
月の最初の日は「月立ち(つきたち)」と表現し、それが「ついたち」になった。
ちなみに最終日は「月籠もり(つきごもり)」と表現し、それが「つごもり」。
日にちを表現する言葉は「月」に結びつけられてきた日本では
おそらく他の国以上に、月を愛でる思いが強いことでしょう。
残念ながら今の暦では「ついたち」であっても「朔」であるとは限らないのですが。
それでも、我々の暮らしの中に、月の形を見て日を数えていた頃の
名残が言葉として根付いていることは感慨深いことに違いありません。