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変化

2021/11/10

「成功法則」や「成幸法則」と呼ばれるものがある。
今の自分本位に考えると、「幸」があり「不幸」があることや
結果が「成功」と「失敗」に分かれる。
これは、事前に予想していた結果に対してどうなったのかを基準にしているだけで
結果に対する解釈は時とともに変わり続けていく。
かつて、「幸」だと思っていたことがある日突然「不幸」になったり
「失敗」だと思っていたことが「幸」に繋がったりする。

宇宙の摂理という言い方をすると
「変化こそ真理」と表現できるが、その変化に「善」「悪」はない。
「栄枯盛衰」は宇宙の摂理ではなく、人間界の真理だ。
元々変化に「幸」「不幸」の区別もなければ、「成功」「失敗」の区別もない。
そこに「栄」や「衰」という「判断」を人間が追加しているだけで、宇宙の摂理では
人間の都合を一切無視した変化だけがそこにある。

自分の都合や感情で「判断」することをやめ
ただ「変化」だけを感じることはもちろん簡単なことではない。
けれども「ああ、変わったなぁ」と感じること、その変化にあわせて自らも変化し続けることは
人生という大河を悠々と流れて生きるのに大いに役立つ。

今日の私は、昨日の私とは違う。

心も、身体も、性格も、考え方も、価値観も
昨日までとは違う別人だ。

目の前の人も、昨日までとは違う。
社会もその常識も、昨日までとは違う。

だから、それらとの関係性も、その中での自分に対する評価も、自分が果たせる役割も日々変わり続けている。

そこに善悪はない。
ただ、別の人になって、今日を生きるのだ。