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初校

2022/07/25

新しい作品の校正作業がすすんでいます。

いつもそうですが
この初校の段階で大きく物語の雰囲気が変わることがあります。

削って、足して、小さな一つの言葉遣いの違いで
印象がどう変わるかを考えてと、読む人が十秒で読んでしまうような一行に
何時間もかけることもあります。

本を自分に得をもたらす情報として
本を読む人は速読を身に付けたりして
僕の物語なども全体を通して数分もあれば読み終えてしまうようですが。

せっかくですから「遅読」を選択して
一つ一つの情景を浮かべながらゆっくりと読んでもらえると
本当は嬉しいんですよね。

新刊を3年待って、パッと読み終わったら
次また新刊までだいぶ待つことになるわけですから。