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本を読むとき

2024/12/25

「子どもに本を読んでほしいんですけど、まったく読まないんです」

という相談をよく受ける。

僕も子どもの頃は本を読む子どもではなかった。
自分が本を読む人になるとも思っていなかったし
ましてや本を書く側になるなんて思ってもいなかった。

でも人生には
自分の力ではどうしようもないと感じる
課題や問題、苦しみや障壁がやってくる。

人はどうしていいかわからないというときに
「本でも読んでみようかな」
と思えるのかもしれない。

今じゃないいつか
それは子どもたちが巣立っていき
それぞれの人生を生きている途中かもしれない。
我々が旅立った後かもしれない。
そんなときに読んでほしいと思う本は
今のうちに、本にメッセージを書いて渡しておいたほうがいいと僕は思う。

「今読む必要はない。いつか、どうしていいかわからなくなったときに読んでみて」

と伝えながら。

きっとその一冊に
人生を救われるときがやってくる。

そのとき、子どもはあなたの愛を知るでしょう。

 

 

旅立つ教え子に本を贈る先生を応援する企画 2025