一冊ずつ心を込めて
2018/01/09
大人になるまでに出逢うべき師の中に
「読書の素晴らしさ、大切さを教えてくれる人」
がいるかどうかはとても大切です。
それは「先生」の大切な役割の一つです。
もちろんそれを教えることができる人は
「読書の素晴らしさ、大切さを知っている人」
に限られます。
だから
子どもを本好きにする前に、先生を本好きにしなければならない。
嬉しいことに
僕の作品をきっかけに本好きになったと言ってくださる
たくさんの先生たちと出逢うことができました。
そんな先生たちの中に、
卒業していく教え子たちにも
「読書の素晴らしさ、大切さを伝えたい」
と、クラス全員に喜多川作品を配っている方がいる
ということを聞いて、少しでもお役に立てないかと始まったのが
「卒業応援企画」
今年も、北は北海道から南は沖縄まで
学校単位で、クラス単位で、部活動単位でたくさん問い合わせをいただき
現時点ですでに500冊を超える申込をいただいています。
というわけで
空いている時間を使って、少しずつサインを書き進めています。
書く側にとっては「たくさん」なのですが、もらう側は「一冊」ですから
一冊一冊丁寧に心を込めて書くようにしています。
もしかしたら
自分の名前とメッセージが書かれた
恩師からの最後のプレゼントがきっかけで
読書が大好きな人になるかもしれない。
それこそ、人生を変える一冊になるかもしれないですからね。