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想いは伝わる

2018/08/24

昨年に引き続き
今年も千葉県の木更津総合高等学校で
先生向けの講演をさせていただきました。

どんなベテランの先生にも
「一年目」
というのがあり
その時期はあらゆる面で苦しんでいたものです。

一年目から
十年後にやるような
導き方ができる先生なんかいませんから
どんな人も、昔を振り返れば

「よくあんな授業で子供たちはついてきてくれたなぁ」

と苦笑いをすることになります。

ところが案外、昔の生徒と話をすると
「先生変わってないですね」
と言われるものです。

実は子供の感性というのは鋭いもので
授業法やテクニック、使われている言葉によらず
その先生がどんな想いで授業をしていたのか、
本気だったのか、手を抜いていたのか、
すべて伝わっている。

実際に伝わっているのは「言葉」ではなく
「想い」なんですよね。

だから、下手な先生でも人気があったり
優しい先生でも人気がなかったりする。

下手でも、何とかしたいと
生徒のために全力でぶつかる先生は、その想いは伝わっているし
優しくても、その優しさが生徒のためというよりも
先生自身が嫌われたくないからとか、別の理由からきたものだとしたら
それもしっかり伝わってしまう。

それくらい、子供たちというのは
先生の想いを受け取っているものです。

来週から2学期が始まる学校も多いと思います。
「想い」をしっかり持って、子供たちの前に立ちたいですね。