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相手本位で考えると

2019/09/19

目標達成を考えるとき
例えば就職活動とか、資格試験に合格するとか…

できる限り少ない努力で、最大限の結果が得られることや
目標に向かって最短距離でたどり着けたりすることを無条件でいいことだと思っている人が多い。

でもそれは自分本位で物事を判断した場合であって
相手本位で物事を判断した場合、全く逆の方がいいとも考えられる。

例えば保育士になりたい学生は
「なる」ために一番少ない勉強で、できる限り簡単にそれになれれば…
と考える人が多いが、逆に自分が親になり、子供ができた時に

A: なるために必要最低限の努力と勉強しかしないで最短距離で保育士になった先生

B: なるために必要な以上の勉強をし、様々な世界を見て、別の国でも保育の経験を積んで、別の職業にもついたことがあるけれども、最終的に保育の仕事をしたくて保育士になった先生

どちらに自分の子供を担当してもらいたいかと聞かれれば
おそらく誰もが「B」と言うだろう。

つまり自分本位で考えれば「必要最低限、最短距離で獲得」が幸せだと思ってしまいますが
相手本位、別の言い方をすると、その仕事についてから出会う人の幸せを考えると、そこに至るまでの道のりは遠回りをしている方がいいということになります。

そして実際に幸せな保育士は「B」ということも明らかでしょう。

何かになりたいと思ったとき自分本位を離れたところから始めて幸せな人生が始まる。
そう考えると、遠回りばかりの人生は悪くない。

むしろ、人を幸せにする生き方だと言えそうです。