ものさし
2021/08/25
元々世の中に一つしかないものに対しては
良いも悪いもない。
ただ他に換えがきかないその存在がそこにあるだけだ。
同じものが二つ以上あれば
ある基準において比べた時に
「こっちの方が〜」と
優劣が生まれる。
ところがその基準も主観的なものである。
だから別の人が見たら良い悪いが逆転する。
つまり、生まれるのは「優劣」ではなく「違い」である。
優劣などは、観察者が持っている「ものさし」によって測られるものに過ぎない。
自分は唯一の存在なのに
いつも誰かがその人の「ものさし」で測り、優劣を決められている。
逆も同じ
誰もが唯一の存在なのに
自分の持っている価値観の「ものさし」で人を見て判断している。
自分の持っている「ものさし」は普遍的ではない。
自分がどんな「ものさし」を持った人なのかを考える時間は貴重だ。