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何をしようとしたか

2022/04/11

今から20年ほど前
アメリカ人の友人と公園でキャッチボールをしたときのこと

僕が投げたボールが暴投になって遥か向こうに転がってしまった。
投げた瞬間に、「あっ」と思って「Sorry!」て口から出たんですね。
そうしたら、その友人は後逸したボールには目もくれず
一目散にこちらの方に走ってきてボコスコと僕のことをシバくんです。

暴投に対しての行動かと思いきや、謝ったことに対する儀式だそう。

彼はNFLのドラフト候補だったのですが
そうしようと思ってなかったのに、そうなってしまったプレーに対して
謝っていると萎縮して投げられなくなるということを説明してくれました。
アメリカでは子供の頃から、そういうときに謝ると全員が走ってきてポカポカやるそうです。

僕が子供の頃は投げた方が相手を追い越して取りに行かされました。
元の場所に戻ってきてもう一度投げたら、また暴投になったりしたことも何度もありました。

まだ「イップス」なんて言葉が日本では聞いたことがない頃の話。

「どうなったか」よりも「何をしようとしたか」が
見える目も練習しなければ身につかないのかもしれませんね。