宝物のような日々
2019/03/22
彼の試合をこの目で見たのは 2013年の5月でした。
マンハッタンのアパートで
作品に行き詰まっているとき
ふと思い出したように
「そうだ、イチローを観に行こう」
と思いました。
その日の試合は
「マリナーズ VS ヤンキース」
イチロー選手はヤンキースのスタメンで
マリナーズのピッチャーは岩隈選手というラッキーな日でした。
隣に座ったヤンキースファンが
イチロー選手の凄さを延々と語ってくれました。
平成はまさに彼の時代でした。
どれだけたくさんの人を感動させ、興奮させ、喜ばせたことでしょう。
そして、そのためにどれだけ一人の時に自分に向き合ったことでしょう。
どちらも想像することすらできません。
彼がメジャーで大活躍をするのを
リアルタイムで追い続けられたのは
同時代に生きた僕たちにとって宝物のような日々でした。
20年以上の長きにわたり
彼の勇姿に勝手にエネルギーをもらい続けていた一ファンとしては
ただただ感謝しかありません。