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定点観測

2019/08/08

一つのことを長く続けていると

「そもそもどうしてそれをやりたいと思ったのか」
「何のためにそれをしているのか」

がすっかり忘れ去られてしまい
忘れ去られている期間が長くなれば

「もういいや」

と、それらを取り戻すことが
どうでもいいことになってしまったりもします。

例えば
先生という仕事であれば
目の前に日々やってくる新たな問題や制度上の変更に
合わせるだけで精一杯になってふと気付くと

「それをやりたく先生になったの?」

という質問にハッとする状態になっていたり、

結婚だって、

「一生かけて、この人を幸せにしたい」

だったのが、いつの間にか
「いつもあの人は、自分のことをわかろうとはしてくれない」
に変わってしまったり。

だからこそ
一つのことを長く幸せな状態で続けるためには
原点に戻ることができる「定点観測地点」があったほうがいい。

いつも変わることのない「ここ」と決めた定点に立って
観察することで、何がどこまで変わってしまったのか
ということが明らかにわかる。
日々、追い立てられるように動き回っているときには
見えてこない変化がありありとわかる。

年間2回行われる教師塾実践編を
そのような場所として使ってくださっている先生が
たくさんいるのは、僕にとっても嬉しいことです。

次回は春。

それまでお互い
未来からの宿題を楽しんでいきましょう。