賢い
2022/01/18
テレビの情報番組などで
「賢い買い物術」
として紹介される情報は
「賢い」=「欲しいものをできるだけ安く買う」
という前提で映像が作られていることがほとんどだ。
誰もがそれを、特に疑問を持たずに流されるままに見続けているので
多くの人にとってそれが賢さの定義として無意識の中に刷り込まれている。
でも、こうやって文字にしてみると
「それって本当に賢い人のすることか?」
と疑いたくなる。
「自分が欲しいものを、自分が損しないように」
を追求する人が本当の意味で賢い人だろうか。
あまりにも「自分自分」しすぎている気がする。
一方で、買い物の仕方を
「必要なものを、応援したい人から買う」
と決めている人もいる。
自分だけではなく、他人を幸せにしたいと思っている点で
「自分自分」という人よりも賢いお金の使い方をしているように感じる。
そういう買い物の仕方をしている人は
逆に自分のところの商品も応援してもらえることを知っているのだろう。
賢さの定義は人それぞれであろうが
少なくとも「今だけ、自分だけ、お金だけ」を考えて行動している人に
備わるものではなさそうだ。