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ブレイクスルー

2019/10/29

今から10年以上前
作家になった僕に、

「どうやったら作家になれるんですか?」

と尋ねた若い部下がいました。

作家になってみて分かったことは
どうやって作家になるかは、一人一人みんな違うということ。
だから

「どうやったらなれるかは、一人一人違うから、自分で自分の道を作った人がなれるってことだろうね」

と答えました。ところが

「社長はどうしてなれたんですか?」

と聞き直されたので

「その日、生徒たちに話した内容を家に帰ってから毎日書いてたら、いつの間にか文章力もついたし、自分が書きたいことも浮かんできた」

と答えました。

そうするとその若者は、にこりと笑って

「わかりました」

と言ってその場を去りました。

その後、
「本を出すことになりました」
と彼が報告してくれたのは、その話をしてから2年ほど経った後でしょうか。

部下だった松尾健史が作家になった瞬間でした。

しかもデビューも僕と同じ「ディスカヴァー21」さんでした。

「どうやって?」

と今度は僕が聴く番でした。

「教えてもらった通り、自分も生徒に話した内容を毎日書いてみました。そうしたら本当になれるんですね」

実はその日の授業で生徒に話した内容を、家に帰ってから毎日書き続けるというのは、それをやったことがある人間にしかわからない大変な労力なんです。

「それをこの男はやったのか」

ということに何より驚きました。

その作家 松尾健史が今年の8月10日に「勇気をくれる日本史」でも登壇してくれました。

その時に、語ってくれた「喜多川泰」は、「本人から決して聴くことができない人物像だった」と大変好評をいただきました。

というわけで

喜多川泰に学んだこととして松尾健史が話をする講座をL&Rヴィレッジで企画することになりました。

初回は「作家 喜多川泰に学ぶ突破力」

僕は登壇しませんが、僕とは違った視点の学びが多い講座になると思います。

何せ同じ壁を熱意と継続力で「ブレイクスルー」した男の話ですから。

 

松尾健史の講座の詳細はこちら

 

松尾健史の作品

I met a boy. 父の日にバンビ公園で