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超訳 易経 陽 – 乾為天

2020/10/08

9月15日(火)の「ほんのキモチです」の講座の中で
ブックランドフレンズの店長河田さんが紹介してくださった
リーダー、経営者必読の一冊。

 

「易経」と言えば「占いの本?」と多くの方が勘違いするそう。
実はこの本を読むまでは僕もその一人でした。
ところが「善く易を為むるものは占わず」と荀子が言ったように
「易経」を学んだリーダーは「占い」などに頼らずにどうすればいいかがわかるらしい。

そもそも「貿易」とか「交易」などの文字を見てもわかるように
「易」とは「変わる」という意味だそうで、「易経」とは「変化の道理」を教えている書物だということです。だからこそ「四書五経」のトップとして、古代の王は「易経」を常に学ぶことが求められていたそうです。

この本は「易経」の中でも「乾為天(けんいてん)」の「龍」の話だけを取り上げてどのようにリーダーは成長していくべきか、飛龍となるかをわかりやすく説明してくれています。

「古来、龍がめでたい生き物とされていたのは、龍は必ず雲を呼び、恵みの雨を降らせて万物を養う能力があるから。天から降った雨は川となり、海に流れ、水蒸気となって雲となり、循環を繰り返していく。そうした自然界のシステムに倣って、人間界に恵の雨を降らせ、社会に大循環を起こす。それこそがリーダーの役目」

そんな飛龍になるために「潜龍」・「見龍」・「乾惕」・「躍龍」の段階を経ると著者は説明しています。
また「飛龍」になった後、「亢龍(高く登りすぎて失墜する龍)にならないための教えも丁寧に解説してくれています。

世の中のあらゆる物事はとことんまで行って究極に達したところで変化するというのが陰陽の変化の法則。今、いろいろなことで極まっているという人は、陰から陽への大転換の一歩手前かもしれません。その「転機」をとらえるための一冊として読んでみてはいかがでしょうか?

(喜多川)

 

 

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