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Interview 08 常冨泰弘さん

2018/03/26

 

いやいや、22年やられていたっていうのは、相当ベテランの先生になるとは思うんですけど。今の常冨さんの視点から、子供を指導する上で大切にすべきだと感じる部分はどんなことですか

やっぱり、一番意識して欲しいのは、知識も大事だとは思うんですけど、心のふれあいだろうなとは思いますね。
人間と人間が出会って、教えて教わって、勉強している…だからこそ、心のふれあいが大切。そこに尽きると思いますね。

子供の側に入っていけないと言いますか、踏み込んでっちゃいけないんじゃないかと躊躇したり、常冨さんの本の中にも、スキンシップがすごく大事だっていうことが書かれていますけど、とはいえ、先生が生徒を触ることはちょっとできないし…みたいに、先生の側は
「これをやってあげたいんだけと、やっていいのかな~?」
「いきたいんだけど、いっていいのかな~?」
みたいなことで、迷われている先生も結構いらっしゃるんじゃないかなと思うんですけど。その辺なんかはどうですか?

先生も完全じゃないので、色々な欠点はあるとは思うんですけども。
でも、どうなんですかね、自分が例えば悩んでいることとか、何かできないこととか、もしあるんだったら、やはりそこを癒していく、見つめていく、という、そういう作業は続けて欲しいですね。

まずは、先生自身が自分を癒やすということですね。

そうです。先生自身が自分を。そこからですね。

じゃあ、子育て中の親御さんたちへのメッセージはどうですか?
幼い頃からかけられ続けた言葉が土台となって、その上に積み上げられるようにセルフイメージがつくられているので、土台が脆く、崩れやすいものだと、その上に積み上げられているものも簡単に崩れてしまうということを御著書では教えてくださっていますけれども、今、子育てをしているお母さんですとか、お父さんの人たちというのは、まさに今、子供の「土台」をつくっているわけですよね。その時期に必要なことというのはありますか?

セミナーに参加されているお母さんたちは、先ほどの「禁止令」をお教えすると

「あ~私も、子供に言ってました。」

とか言われる方もいらっしゃるんですけど、言ってしまったとしても、やっぱり愛情を持っていることの方が大切なんですよね。そのままの息子さんとか娘さん、子供を愛せているかどうかというところのほうが大事です。
口ではいくら「愛しているよ」と言っても、親が子供に対して抱いている思いは、子供にはしっかり伝わるものだと思うんです。
ですから、表面上の言葉がけで「あ~失敗した!」とか、「これ言っちゃいけなかった言葉だった」とか、そういうことが大事じゃないとは言いませんけれども、本質はその前に、本当にその大好きとか、愛しているという気持ちが先にあるっていうことが大前提だと思いますね。

その気持ちを持って、自分なりに一生懸命子育てをすればいいと。

もちろんこういう言葉よりこういう言葉かけしたほうがいいというのはありますけど、そういった方法論の前に、そこの部分、つまり「常に愛を持って接する」という部分を踏み外していなければ大きな間違いはないと思いますね。

今の常冨さんからのアドバイスは、情報過多になっていて「ああしなきゃいけない」「こうしてはいけない」ということばかりが気になって子育てで余裕をなくしている人にとっては、救いになる言葉かもしれませんね。
本日は貴重なお時間をいただきまして、色々なお話を聞かせていだきまして、ありがとうございました。

 

心理カウンセラー
常冨泰弘(つねとみ やすひろ)

福岡県生まれ。
大学卒業後、福岡県で高校教師を22年務めた後、スコットランド、イギリス、モンゴル、オーストラリアなどで自給的な暮らしを体験する。
2008年よりコーチング、心理カウンセリングを学び始め、2012年より心理カウンセラーとして活動を開始。
2014年~2017年ミス・ユニバース・ジャパン ビューティーキャンプで各県代表のファイナリストにセルフイメージアップの講義を担当する。
2015年~2017年はミス・ユニバース・ジャパン長崎大会のビューティーキャンプも担当。
2018年はミス・ユニバース・ジャパン鹿児島大会のビューティーキャンプを担当。
実践的なワークを取り入れた講義は、ファイナリストたちを緊張やストレスから解放し、本来の魅力を引き出し、世界に通用する堂々たるアピールを可能にすると好評を博している。
趣味は毎年夏に小笠原諸島で野生のイルカと泳ぐこと。

 

 

著書

『自分に自信をつける最高の方法』三笠書房
2017年4月5日に発売後、若い女性を中心に全国で評判となる。
一生心が折れないピカピカの「新しい自分」に出会える!
号泣者続出の自分でできるワーク公開。

HP
http://beherenow.jp/

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